トランプ大統領のFBI捜査は、政治化した官僚機構を作り直さなければならないことの何よりの証拠だ
2022年8月10日
今週、ドナルド・トランプ前大統領のマー・ア・ラゴの自宅にFBIが踏み込んだ前代未聞の捜査は、共和党が政治化した強力な官僚機構を改革するためにより強く戦わなければならない理由のひとつに過ぎない。
3年間、インチキなロシア共謀論がトランプの大統領職を頓挫させたが、問題は民主党の敵やそのメディアのチアリーダーの嘘だけでなかった。これらの機関が非政治的な公務員によって運営されているという考えが神話であることを証明したのである。
この茶番劇は、公務員改革の重要性をあらためて示している。何十年もの間、連邦政府職員はますますリベラルな民主党議員の砦と化してきたのだ。どの調査を見ても、その構成員はほぼ一様に左派であることがわかる。一例を挙げると、2016年の大統領選挙で候補者に寄付をした連邦官僚の95%がヒラリー・クリントンに献金している。
この「ディープ・ステート」は、自分たちのイデオロギー的なアジェンダに適合するように政府と経済を変革しようとする民主党にとって、多大な助けとなる可能性がある。
そのため、共和党員の中には、次にホワイトハウスを手に入れたときに何かを成し遂げようとするならば、公務員を改革しなければならないと考える人が増えている。2024年に共和党を率いる者が誰であれ、この計画を優先し、真に沼の水を抜く必要がある。
トランプ大統領の投稿(Truth Social)
オバマ・ホワイトハウスの弁護士は、ビル・クリントン大統領のホワイトハウスからの何千ページもの記録の公開を遅らせるために、大統領記録法を繰り返し発動した。
バラク・オバマは大統領職の終わりに、3,000万ページの政権記録をシカゴに運び、それらをデジタル化し、最終的にはオンラインで公開すると約束したが、この動きは歴史家たちを激怒させるものであった。
オバマ大統領の任期が終了してから5年以上が経過し、国立公文書館のウェブページによると、デジタル化されて公開されたページはゼロである。