概要
・ラトクリフ長官は「報告書は、中国がアメリカに及ぼしている安全保障上の脅威を目立つようにすべき」として諜報当局と意見が不一致
・ラトクリフ米国家情報長官、報告書の議会提出保留を検討
・ラトクリフ国家情報長官は中国の脅威を十分に反映した報告書を望む
ラトクリフ長官はもっと中国の脅威を反映することを希望
11月3日の米大統領選挙に外国勢力が介入した可能性について、ラトクリフ米国家情報長官は報告書の議会提出を保留することを検討している。
米有権者に影響を与えようとした存在として、中国にもっと言及するべきだというのが理由。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
トランプ大統領が選挙結果の受け入れを拒む中、同報告書は18日に議会への提出が予定されている
情報の機密性を理由に匿名で語った関係者によると、ラトクリフ氏は中国がもたらした国家安全保障上の脅威を十分に反映した報告書を望んでいる。(bloomberg)抜粋
トランプ政権ではラトクリフ氏のほか、オブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)、ポンペオ国務長官、バー司法長官らが今夏、米選挙に対しては中国がロシアよりも大きな脅威だと示唆していた。ただ、当時の情報機関の評価はそうした主張を支持していなかった。
関係者らによるとラトクリフ氏が懸念を強めたのは、トランプ氏の再選を阻むために中国指導部が取った行動、もしくは立てた計画についてより詳しい最新情報が出てきたことが理由。
関係者の1人は、その情報の一部は中国語によるもので、選挙の前後数週間で集められたものだと述べた。内容についてはまだ評価中だという。
中国側は以前、トランプ政権の主張を虚偽だと否定していた。在ワシントン中国大使館はコメントの要請に応じていない。国家情報長官室(ODNI)はコメントを控えた。(bloomberg)抜粋
ラトクリフ国家情報長官の昨今の言動
・ジョン・ラトクリフ長官は12月6日のフォックスニュースで、この選挙は中国に干渉されていると述べた。
・ラトクリフ長官は、メールイン投票の前例のない拡大により、結果について多くの疑問が残っていると述べ、裁判で審理されるべきだとた。
・大統領令に基づくラトクリフ長官の大統領への報告の期日は、選挙後45日まで(12月18日)
👉ラトクリフ報告を受けて、大統領令を発動するのは合法。
👉ラトクリフ報告はアメリカ合衆国の諜報機関のトップの正規報告。
👉伝家の宝刀を抜ける錦の御旗がトランプ大統領に正規に与えらる。
ラトクリフ長官は親トランプ派(共和党)
新国家情報長官、親トランプ派のラトクリフ氏に-米上院が人事承認
・大統領への高い忠誠心や、情報活動分野で経験が浅いことに批判も
・大統領はラトクリフ氏起用の意向を昨年表明したが、批判を受け辞退
米上院は21日、情報機関を統括する国家情報長官にジョン・ラトクリフ下院議員(共和)を充てる人事を承認した。(bloomberg)
・FOXからの情報を追加
中国からの干渉を断定するアナリストと、計画で実行には至らずとのアナリストで意見が割れ、ラトクリフ報告は遅れる模様。
断定するレポートが出たら即大統領令発動の可能性大。
情報筋はフォックスニュースに、多くの上級諜報アナリストは、中国が2020年の大統領選挙に影響を与えようとしたことを「断定」している一方で、他の多くのアナリストは選挙を取り巻く中国の活動を軽視していると語った。
一部のアナリストは、中国の努力は「最小限」であるか、最終的には実行されなかった計画のみであると主張し、他のアナリストは、中国の意図と行動について「十分な生の情報」があると主張しています。
国家情報長官のジョン・ラトクリフがどこに立っているか尋ねられたとき、情報長官はフォックス・ニュースに、「ラトクリフが望んでいるのは、中国やその他すべてに関して情報が正確かつ正直に反映されることだけだ」と語った。
分析紛争の経験を持つ諜報員はフォックスニュースに、「適切な分析トレードクラフトは、このような競合する見解がある場合、両方の見解をレポートに取り込むべきだと規定するだろう」と語った。
元演技のDNIリチャード・グレネルは水曜日にその感情を反映しているようで、ラトクリフは「自分の意見を正確に反映させたいキャリアアナリストを支持している。言い換えれば、情報が政治化されないように戦っている」とツイートした。(FOX)