米民主有力議員、大型歳出法案に不支持表明 バイデン氏看板政策に痛手
[ワシントン 19日 ロイター] – 米民主党穏健派のジョー・マンチン上院議員は19日、1兆7500億ドル規模の気候変動・社会保障関連歳出法案「ビルド・バック・ベター(よりよき再建)」を支持しないと表明した。
12月19日、米民主党穏健派のジョー・マンチン上院議員は、1兆7500億ドル規模の気候変動・社会保障関連歳出法案「ビルド・バック・ベター(よりよき再建)」を支持しないと表明した。
マンチン氏は法案可決の鍵を握っており、バイデン大統領の看板政策にとって痛手となるとみられる。
マンチン氏は「フォックス・ニュース・サンデー」のインタビューで、インフレへの懸念に言及し「この法案を支持することはできない」と述べた。
その後、声明を発表し、民主党が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)や地政学的脅威への米国の対応能力を「大きく阻害する」債務負担の増加を推し進めていると非難した。
これを受けてホワイトハウスは、マンチン氏が妥協点を見つけ、法案を通過させるという約束を破ったと非難した。
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ホワイトハウスのサキ報道官は、マンチン氏の発言は「突然の不可解な立場の転換だ」とし、バイデン政権は2022年に法案を前進させる方法を見つけるだろうと述べた。
同氏の発言は党内リベラル派からも怒りを買った。イルハン・オマル下院議員(ミネソタ州)はツイッターへの投稿で「はっきり言って、マンチン氏の言い訳はでたらめだ」と述べた。
法案の策定に関与したバーニー・サンダース上院議員は、いずれにしても採決を行うよう呼び掛けた。
この法案は富裕層・法人増税で、気候変動対策や医療費補助拡大、保育無償化など一連のプログラムの財源を賄う。
バイデン氏はインフレが進行し、パンデミックから経済が回復する中、こうしたコストを押し下げることが重要だと訴えている。
【バイデン】アメリカ政権看板政策に与党議員“反対”成立困難
バイデン政権の200兆円規模の大型歳出規模の法案は、与党民主党から1人でも造反が出ると、可決できない状況に。
そんな中、民主党マンチン上院議員は、「法案は財政悪化を招き、物価高を招く」と、賛成票を投じることはできないと表明。
これによりバイデン政権の看板政策は当面実現が困難な状況となり、来年中間選挙を控える中、大きな打撃となる」
アメリカのバイデン政権の看板政策である大型歳出法案について、成立のカギを握る与党議員が19日、「賛成できない」と表明した。成立は当面、困難な状況で、バイデン大統領にとっては大きな打撃となる。
ジョー・マンチンと、ジョー・バイデンの一体、どちらが大統領なんだ?の質問が現実に?:「マケナニー元報道官のツイート」
「うわあ!副大統領からの信じられないほど奇妙なクリップ!」
「ノーノーノーノー」
「共和党員のようなことを言わないで…」
「ジョー・バイデンです…」
「ジョー・バイデンです…」
「ジョー・バイデンです…」
「そして私は副大統領です。私の名前はカマラ・ハリスです!」
WHOA! Unbelievably bizarre clip from our Vice President!
“No. No. No. No. No. No. No.”
“And don’t start talking like a Republican…”
“& it’s Joe Biden…”
“& it’s Joe Biden…”
“& it’s Joe Biden…”
“And I’m Vice President & my name is Kamala Harris!”
pic.twitter.com/AY0oLFe82o— Kayleigh McEnany (@kayleighmcenany) December 18, 2021
ジョーマンチンと、ジョーバイデンとどちらが大統領なんだ?👇
参考記事
(画像:日テレ)