滋賀で初の「オミクロン株」感染確認 県「市中感染は起きていない」
12/27(月)
滋賀県は27日、県内の女性1人が、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染したと発表した。県内でオミクロン株の感染が確認されるのは初めて。
女性に海外渡航歴はなく、県外の同じ職場でオミクロン株疑いの患者が発生していた。ワクチンは2回接種を済ませていた。県内の医療機関に入院中だが軽症という。感染経路が推定でき、行動歴が把握できていることから、県は「県内ではオミクロン株の市中感染は起きていない」としている。
「オミクロン株」京都で新たに4人感染、家庭内感染か 全員が2回接種済み
2021年12月27日
京都府は27日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に新たに20~70代の女性4人が感染したと発表した。いずれも既に発表されている感染者の濃厚接触者で海外渡航歴はなく、府は家庭内感染したとみている。
府によると、4人は京田辺市の70代と精華町の50代、同町の20代2人で、いずれも軽症。全員がコロナワクチンを2回接種済みだったという。
オミクロン株感染、豪州で初の死者か 80代男性、ワクチン2回接種
2021年12月27日
オーストラリアの最大都市シドニーがあるニューサウスウェールズ(NSW)州の保健当局は27日、新型コロナウイルスのオミクロン株に感染した80歳代の男性が死亡したと発表した。オミクロン株の感染者の死亡が確認されたのは豪州で初めてとみられる。
男性は高齢者施設に入所しており、2回のワクチン接種を受けていた。(朝日新聞)
オミクロン株 国内接種者でもワクチン効果大幅低下か 北里大
2021年12月27日 17時55分
新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」について、北里大学のグループが、国内でワクチンを接種した人の抗体がどれだけ効果があるか培養細胞を使って実験したところ、デルタ株に比べワクチンの効果が大幅に下がっていることが分かりました。
オミクロン株は、海外のこれまでの報告でワクチンの効果が大幅に下がっている可能性が指摘されています。
これについて、北里大学の片山和彦教授らのグループが、実際のオミクロン株を使って、国内でファイザーかモデルナのワクチンを2回接種した人それぞれ6人の血液に含まれる抗体にどれだけ効果があるかを培養細胞を使った実験で調べました。
その結果、ファイザーのワクチンを2回接種して3か月たった人ではオミクロン株に対する中和抗体の値は、デルタ株の場合と比べて平均で72%下がっていました。
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また、モデルナのワクチンでは接種後3か月たった人のオミクロン株に対する中和抗体の値は、デルタ株の場合と比べて平均で82%下がっていたということです。
片山教授は「あくまで実験なので、実際にワクチンの効果が全くなくなるわけではないと思うが、国内でもオミクロン株に対する効果が低下していることが確認された。オミクロン株に対しては、ワクチンを接種した人も基本的な感染対策を改めて徹底する必要がある」と話しています。