ジョコビッチ、出場断念
男子テニス界のトップに立つジョコビッチがオーストラリアのビザ問題により、4連覇が懸かった全豪オープン出場を断念しました。前代未聞の騒動。開幕日の17日はシングルス1回戦に出場予定でしたが取りやめとなり、「とても失望している」という声明文に無念がにじみました。https://t.co/yCRvwukLgW
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) January 16, 2022
またジョコビッチに騒動 ビザ取り消し「とても失望」―男子テニス
2022年01月16日18時46分
男子テニス界のトップに立つジョコビッチがオーストラリアのビザ問題により、4連覇が懸かった全豪オープン出場を断念した。前代未聞の騒動。開幕日の17日はシングルス1回戦に出場予定だったが取りやめとなり、「とても失望している」という声明文に無念がにじんだ。
ジョコビッチは、豪州政府が外国人に義務付けている新型コロナウイルスのワクチンを接種していない。そこで、昨年12月に新型コロナに感染したため大会主催者から医学上の接種免除を認められたと主張して入国を試みたが、紆余(うよ)曲折の末にビザを取り消された。
コロナ禍でジョコビッチがテニス界を騒がせたのは初めてではない。2020年6月には母国セルビアなどで大規模イベントを開催した際、自身を含む参加選手らに感染者が続出。対策の不備が指摘され、謝罪に追い込まれた。
「この数週間は私のことばかりが注目されて居心地が悪かった。大会の成功を祈りたい」と声明に記したジョコビッチ。再び、不本意な形で脚光を浴びることになった。(時事)
声明文は以下の通り。
異議申し立ての審査を棄却した裁判所の決定に、非常に失望しています。この判決で、オーストラリアに滞在することができなくなり、全豪オープンに出場できなくなりました。裁判所の判決を尊重し、私の出国に関して関係当局に協力するつもりです。
この数週間、私のことばかりに注目が集まり、居心地が良くありませんでした。しかし、今後は、私が愛する試合と大会に注目してもらいたいと思います。
出場する選手、大会関係者、スタッフ、ボランティア、そしてファンの皆さんにとって、大会の成功を祈りたいと思います。
最後に、家族、友人、チーム、支えてくれるサポーター、ファン、そしてセルビア人の仲間たちに、いつも応援してくれて感謝していると言いたいです。皆さんは、私にとって、大きな力の源でした。(日刊スポーツ)