万博大阪パビリオン 建設費上振れ100億円超に 目玉の屋根形状変更も
2022/9/15 2025年大阪・関西万博で大阪府市や経済団体などが出展する地元館「大阪パビリオン」の建設費が当初想定の70億~80億円を大きく上回り、100億円を超える見通しとなったことが15日分かった。
パビリオンの運営を担う一般社団法人が明らかにした。建設工事の優先交渉権者に選ばれた大手ゼネコン「竹中工務店」の見積額は195億円に上る。法人側は物価高騰の影響に加え、当初見積もりに甘さがあったと説明。デザインの目玉である屋根の形状変更を視野に、100億円程度に圧縮する方向で同社と協議を進める。
パビリオンは2階建てで、多数の三角形のガラスで形作られた吹き抜けの屋根が特徴。屋根の上から随時、ガラスに水が流れ落ちる仕組みで、水中にいるような空間を演出することになっている。
府市は6月上旬、建設費の参考額を73億6300万円に設定。プロポーザル方式で建設事業者を募集し、2社から応募があった。特殊な形状の屋根の建設が技術的に難しく、資材費用も想定以上にかかる見込みとなり、途中で1社が辞退、竹中工務店のみが残った。
大阪府の吉村洋文知事は15日、記者団の取材に対し「デザインなどを精査すると、どうしても費用がかかる。ガラスでは膨大なコストが発生するが、ガラスではない特殊な膜でつくれば同じように感じられる。コンセプトはぶれずに展開したい」と述べた。
一方、大阪市の松井一郎市長は「想定以上の価格となり、コストダウンを図るように指示している」と話した。
松井市長
企業を選定するにあたって、我々が想像していた以上の価格が提示されている。選定委員会もコストダウンする可能性を検討していただいて、特殊な屋根の材質や構造の仕様変更をすれば、見積価格の半分、100億円までコストダウンをはかれる。さらに交渉を続けてコストダウンをするよう指示。
ネットの声
見積価格の半分の100億って、そもそも最初は70億だったんだろ、ふざけんな!
これが維新の身を切る改革!
これ費用は大阪の税金かな。まさか、国の税金入ってないよね。
府民や市民は怒った方がいいよ。
いつもコストダウンだ、金使いすぎだと批判していて、自分のことになったら「仕方ない」ってすごいね。さすが維新。
他人に厳しく、自分に甘い。これが身を切る改革です。
これ、約束を違えたのは竹中なんだから、足が出た分は竹中工務店が払うべきでしょ。当然。
屋根とかトタン屋根でええわ。税金無駄にすんな!
参考記事
(画像:2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会)