「エレベーター内でおふたりは一言も話さないまま、ずっと無言でしたよ。エレベーターを降りたあと別々の方向に歩いていったので、知り合いだとは思いませんでした。ただ、僕たちを乗せたエレベーターの扉が閉まりはじめると女性が男性に駆け寄って、そのまま一緒に奥の部屋の方へと歩いていきました。不思議なカップルでしたね」
男女の不審な行動――。それは周囲を警戒してのことなのだろう。
この男性、実はNHKのベテランアナウンサーである阿部渉氏(55)なのだ。公表されてはいないが阿部アナは既婚者。しかし同じ部屋に入った女性は妻ではない。彼女は現役のNHK局員のA子さん(30代)。過去には阿部アナとともに番組を担当したこともある。
現在、2人は約2年間にわたって禁断の“局内不倫”を続けているのだ――。
「マイあさ」で平日パーソナリティを担当
阿部アナはNHKの“顔”だ。「NHKニュースおはよう日本・関東甲信越」「NHKニュース7」「ニュース シブ5時」など、阿部アナがメインキャスターを務めた番組は数知れず。2009年から2011年まで3年連続で紅白歌合戦の総合司会を務めたこともある。
現在はNHKラジオの朝の顔として「マイあさ!」で月曜から金曜のパーソナリティを担当している。櫻井翔、和久田麻由子アナウンサーと「東京2020パラリンピック閉会式」の中継を進行していた姿も記憶に新しい。
「阿部さんの肩書きはエグゼクティブアナウンサー。NHKでは、一般的なアナウンサーから始まり、『チーフアナウンサー』『シニアアナウンサー』と昇格していきます。『エグゼクティブアナウンサー』はアナウンサートップの立場。阿部さんは間違いなくNHKを代表するアナウンサーですよ」(NHK関係者)
そんな阿部アナが不倫関係を続けるNHK局員のA子さんとはどんな人物なのだろうか。2人の関係を知る人物X氏が、匿名を条件に口を開く。
「A子さんは、阿部さんが2017年から2020年まで司会を担当していた番組『ごごナマ』のデスクを務めていました。現在は別の番組でネット記事のデスクをしています。内縁の夫がいて、お子さんもいますよ。
2人は『ごごナマ』を通じて知り合ったようですが、不倫関係に発展したのはその後2020年の秋ごろから。阿部さんは、『ごごナマ』から『ニュース シブ5時』に異動したのですが、番組に残留しているAさんに会いに『ごごナマ』の制作ルームを訪れることもあったそうです」
冒頭の密会シーンに戻ろう。
周囲の目を警戒して同じ部屋に入った2人。しかし、部屋の中ではかなり大胆だったという。ほかのホテル利用客が証言する。
2人の部屋から「男女の声が…」
「大きい声が聞こえるなと思って廊下に出ると、あの部屋から男女の声が聞こえてきました。ここのホテルの部屋はドアの下に隙間があるので中の音が外に漏れてしまうんですよ。
18時半頃に携帯のアラームが鳴って、しばらくして2人は部屋を出て行ったようです。ほっとしましたね(苦笑)」
2人が部屋から出てきたのは入室から約3時間半後だった。まず先に姿を現したのはA子さん。1人でエレベーターから降りてきて、ホテルを出るとすぐにタクシーに乗り込んだ。その5分後、時間差で同じ部屋から阿部アナが出てきた。周りの目を気にして、ツーショットになることを避けたのだろうか。
阿部アナはフロントでルームキーを返却し、新宿駅で電車に乗りこんだ。退勤ラッシュに揉まれながら向かった先は大塚にあるサウナ施設。30分ほどでサウナ施設から出てまた電車に乗り、自宅へと向かった。
前出のX氏は“厳戒態勢”の逢瀬について、こう明かす。
阿部アナのホテル予約時の偽名は「相川佐一郎」
「福原愛さんの不倫騒動の時、福原さんが『ホテルの部屋は2部屋取っていた』と発言されていましたよね。それを参考にして、阿部さんたちも2部屋確保したこともあったそうです。阿部さんがホテル予約の際に使っていたのは『相川佐一郎』という偽名。厳戒態勢で逢瀬を重ねていたようです。
とはいえ2人で飲みに出たり、映画やネットカフェに行ったりと、オープンにデートすることもあった。最近はもっぱらシティホテルをデイユースで利用して密会することが多いそうですが……」
この日以外にも、取材班は2人の密会を何度も確認している。
3日後の9月6日にもまったく同じ流れ、同じホテルで密会していた。阿部アナはサウナ好きを公言しているが、密会後にサウナに立ち寄り帰宅することも同じだった。
これまで取材班が確認できている2人の密会は、8月26日18時頃から21時半頃、9月3日16時頃から19時半頃、9月6日14時半頃から19時頃に行われていた。昼下がりから会うこともあかったが、勤務時間に当たらないのだろうか。
「NHKでは基本的に7時間半勤務と休憩1時間が勤務時間の基本になっています。阿部さんはラジオがある時は早朝5時前に出社して13時半頃に退社するので、昼過ぎからは勤務時間外ですよ。ただ、記者以外の一般局員の多くは、9時~10時頃に勤務開始。リモートワークの場合は自宅のPCで勤務開始の打刻をしたところから出勤扱いですので、退勤時間は18時頃になることが多いでしょうか。
フレックスタイム制を利用して出退勤時間をずらしたり半休をとることもできますが、事前の申請が必要なうえ、NHKに記録が残ります」(NHK局員)
NHKは国民からの受信料で公共放送を行っている。もし申請せずに勤務時間内に密会していたとなれば由々しき問題だ。2年間にわたって続く“禁断の関係”――。
しかし、最近は2人のあいだに温度差が生じ始めているという。
「阿部さんはA子さんに、口では『好き』『一番大事だ』と言っているそうですが、家庭を捨てるなんてまったく考えていない。一方、A子さんは阿部さんと一緒になりたいと望んでいるようです。それで阿部さんの態度に痺れを切らしたA子さんが『関係を清算したい』と申し出ることもあった。でも阿部さんがうまくいなして、関係を継続させているみたいですね。まさに泥沼ですよ」(同前)
NHKから出てきた阿部アナに声をかけた。一瞬、立ち止まったが、A子さんの名前を出した瞬間に顔色を変えて速い歩調で歩き出した。
阿部アナに直撃&NHKに事実確認「回答は…」
――阿部さん、文春オンラインです。
「はい」
――A子さんと不倫関係にあるとうかがっています。
「いえいえいえ」
――9月6日に●●ホテルでお会いしている。
「ちょっと何言ってるか……」
――2年にわたって関係が。
「そんな……。(関係は)ないよ」
――ご一緒に番組を担当されていた。
「いえいえいえ」
――奥様は……。
「ないですないです」
――ないというのは何がないのでしょうか?
「知らないです。一切何も知りません」
――知らないというのは何を知らないのでしょうか?
「話をされることは何も知りません」
――阿部さんの口から聞かせてください。
「……」
NHKにも、阿部アナとA子さんとの関係や、密会が勤務時間内に当たらないのかどうかについての事実確認に加え、公共放送を担うNHKとしてこうした局員の行動についてどう考えるかについて質問したところ、以下のように回答するのみだった。
「局員個人に関することについては、お答えしていません」
NHKに事実確認を行った翌日、阿部アナはラジオ番組「マイあさ!」に出演したが、この件に言及することはなかった。翌々日からは理由を告げることなく、番組を休んでいる。この“禁断の局内不倫”について、語られることはあるのだろうか。
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