バイデン米大統領、再選出馬を正式表明-2024年大統領選
2023年4月25日
バイデン米大統領は25日、2024年大統領選への出馬を正式に表明した。野党共和党では、トランプ前大統領が既に出馬を正式発表している。バイデン氏にとって経済の先行き不透明感が再選のチャンスに影を落としている。
バイデン大統領(80)は公開されたビデオで有権者に対し、自分が21年1月の就任時に着手した「この仕事を仕上げ」させてほしいと訴えるとともに、自身の年齢について全く心配しないよう呼び掛けた。
さらに、米国民に「平等なチャンス」を与える一方、歳出削減や女性の人工妊娠中絶の権利の制限を望む共和党内の「過激主義者」に打ち勝つため、まだやるべき仕事が残されていると指摘した。
バイデン氏が再選を果たした場合、2期目の終了時には86歳となっており、それまで大統領の激務をこなすことができるか健康状態に注目が集まるのは必至だ。大統領はビデオのメッセージで、年齢への懸念を打ち消す一方、過去数十年に及ぶ経験と実績に有権者が前向きな評価を下すことに期待感を示唆した。
大統領の補佐官は、民主党内に真剣な対抗馬となる候補が他にいないことで、バイデン氏として早期に再選出馬を発表するプレッシャーを感じていなかったと説明する。ただ世論調査では、同党の多く人々が高齢も理由に同氏に再選を目指してほしくないと考えていることが示されている。(bloomberg)
NBC世論調査:バイデン氏が再選に出馬すべきだと考えているアメリカ人はわずか26%。 70%が彼は走るべきではないと言っています。
NBC POLL: Only 26% of Americans think Biden should run for reelection. 70% say he should not run. pic.twitter.com/yvyb9X4fq5
— RNC Research (@RNCResearch) April 24, 2023
共和党、2024年発表後のバイデンを「手遅れ」と呼ぶ
BREAKING 🚨 Republican Party calls Biden ‘out of touch’ after 2024 bid announcement https://t.co/G450beL990
— Insider Paper (@TheInsiderPaper) April 25, 2023
共和党は、ジョー・バイデン大統領が火曜日に2024年の再選を目指すと発表したことに対し、”手遅れだ”と反応している。
“共和党全国委員会(共和党全国委員会)は声明で、「バイデンは、危機に次ぐ危機を作り出した挙句に、もう4年間は自分にふさわしいと考えるほど、感覚がずれている。」と述べた。 「有権者がバイデンに『仕事を終わらせる』ことを許せば、インフレは急上昇し続け、犯罪率は上昇し、より多くのフェンタニルが私たちの開放された国境を越え、子供たちは置き去りにされ続け、アメリカの家族はより困窮するだろう.」