米債務上限問題めぐりバイデン大統領と野党側協議も合意至らず
2023年5月23日
交渉が難航しているアメリカ政府の借金の上限、債務上限の引き上げをめぐる問題でバイデン大統領と野党・共和党側との直接協議が行われましたが、この日も合意には至りませんでした。
マッカーシー下院議長は記者団に対し「生産的な話し合いだったが、まだ合意はしていない。前の年度よりも支出を減らさないといけない」と述べ、この日も合意に至らなかったことを明らかにしました。
協議がまとまらなければ、早ければ来月1日にもアメリカ国債が史上初めて債務不履行=デフォルトに陥るおそれがあリます(NHK)議会日程を考えると残された日数はあと2、3日(アメリカabc)
ケビン・マッカーシーがバイデンとの債務上限交渉の世論調査では米国民の大多数が共和党の立場を支持、マッカーシーの支持率も上昇
May. 22, 2023
ケビン・マッカーシー下院議長とジョー・バイデンによる瀬戸際の債務上限交渉が、6月1日の期限が迫る中、月曜日の午後遅くにホワイトハウスで再開される予定ですが、先週金曜日に発表されたAP/NORC世論調査では、バイデンの無条件の債務上限引き上げという当初の長年の立場に対して、赤字支出の削減という共和党の立場を支持する人が63%(民主党でも58%!)と過半数を占めている。
先週金曜日に発表されたハーバード/ハリスの世論調査(47ページ)でも、共和党の立場への支持率は60/40となっている。圧倒的多数が共和党の主張を支持している。(thegatewaypundit)
AP:19%が無条件で債務上限を引き上げるべきだと考えている一方、63%が連邦財政赤字削減の条件を盛り込むことを望んでいる。
19% think the debt limit should be increased without conditions, while 63% want terms on reducing the federal budget deficit included. https://t.co/yzHSm0dkDh pic.twitter.com/0mbCjfAWb9
— AP-NORC Center (@APNORC) May 19, 2023
マッカーシー下院議長、バイデンとの会談後
マッカーシー氏、健常な生活保護受給者の就労条件について「貧困から仕事へと人々を導きたい」。
「依存心のない健常者がソファに座るために、中国からお金を借りるのは正しいとは思わない」
"We want to take people from poverty to jobs," says @SpeakerMcCarthy on work requirements for able-bodied welfare recipients.
"I don't think it's right that we borrow money from China to pay somebody that has no dependents [and is] able-bodied to sit on a couch." pic.twitter.com/jt3IYif4sg
— RNC Research (@RNCResearch) May 22, 2023
「私たちが、貧困から仕事へと人々を導きたいことを忘れないでください。私は、中国からお金を借りて、依存心のない健常者がソファに座るための給料を払うことが正しいとは思いません。だから、それはあなたにとって、まだレッドラインなのです。私たちの研究では、経済が活性化し、人々が私たちのサプライチェーンに貢献することが示されています。中国への依存度を下げることができるのです」
バイデン大統領と私は、責任を持って債務上限を引き上げるための交渉において、生産的な会議を行った。数ヶ月前に実施するべきだったが、彼が債務不履行を回避するための道はある。