中国当局、イタリア政界に激しい浸透工作
チェコとイタリアのシンクタンクはこのほど、中国当局によるイタリア政界への #浸透工作 について研究報告書を共同作成し発表した。報告書は、中国側はイタリアの中央政府や議会、地方政府に対して全方位から勢力浸透を行っていると指摘。https://t.co/KM62wFPcIX
— 大紀元 エポックタイムズ・ジャパン (@epochtimes_jp) November 27, 2021
中国当局、イタリア政界をシャープパワーで浸透=最新報告書
2021年11月26日
チェコとイタリアのシンクタンクはこのほど、中国当局によるイタリア政界への浸透工作について研究報告書を共同作成し発表した。報告書は、中国側は様々な手段を駆使して、イタリアの中央政府や議会、地方政府に対して全方位から勢力浸透を行っていると指摘した。
チェコのシンクタンク、シノペシス(Sinopsis)とイタリアのシンクタンク、法の支配のためのグローバル委員会(Global Committee for the Rule of Law)は20日、研究報告書『主流を乗っ取る(Hijacking the Mainstream)』を公表した。
報告書の作成者の一人であるローラ・ハース(Laura Harth)氏は米ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に対し、「われわれはこの報告書を通じて、イタリアがなぜ中国当局に対して曖昧な立場を取り続けているのか、その理由を解明しようとした」と語った。
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『主流を乗っ取る』は、中国当局は友好・文化交流活動、ビジネス貿易活動などを通じて、イタリアの政治家、ロビイスト、地方の仲介者を代理人として使い、イタリアの「民主的な制度を中国共産党の政策の道具として利用している」との見解を示した。
これらの活動は中国共産党の対外連絡部(ILD)、中国の対外友好協会(CPAFFC)、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)、情報機関当局など政府組織の対外プロパガンダ宣伝部門によって展開されている。
同報告書は、中国当局は政治宣伝を介して「中国共産党の全体主義的な支配とグローバルな拡張を常態化し」、中国当局の主張と慣行を「新しい常識」として作り上げ、イタリア政府の政策決定に影響力を行使しようとしていると示した。
「イタリアの国会には、中国側の政治的プロパガンダ宣伝を引用して、中国当局の人権問題を美化しようとしている人がいる。地方自治体も積極的に(中国の巨大経済圏構想)『一帯一路』に参加している」と報告書は指摘した。(epochtimes)
参考記事
(画像:wikipedia)