ペンシルバニアが連邦最高裁で必ず勝つ理由
11月8日のエントリーで、「最高裁までいけば必ず勝つ」という記事を書きましたが、一部訂正して再投稿します。
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経緯
共和党州議会が選挙人を選出できず会期は終わり、ケリー議員やテッドクルーズ議員が連邦最高裁へ提訴
・署名と、郵便投票用紙にサインされた署名が一致しないもの
・投票日を過ぎているもの
・日付が記入されていないもの
・日付がわからないもの
は無効であり合衆国憲法に違反するとの訴え
結論
・連邦最高裁は5:4で勝つ
・判決を下す判事は保守派のアリート判事、トーマス判事、ゴーサッチ判事、バレット判事、カバノー判事
・保守派と言われたロバーツ判事はリベラルに寝返り合憲の判決を出すと思われます。
理由
1.前哨戦だった「ニューヨーク州のクオモ知事がコロナ対策で「宗教施設」での集会を制限したことに対する訴訟」で保守派が勝利している
11月26日に出されたこの判決は、5-4の判決、合衆国最高裁判所は、ニューヨーク州が宗教の自由のための大きな勝利として、宗教的奉仕に厳格な出席制限を課すことを禁じた。
宗教の自由の判断を求めたこの裁判を、クオモ知事側にNOをつきつけたのは、上記の5人の判事(アリート判事、トーマス判事、ゴーサッチ判事、バレット判事、カバノー判事)。(保守派のロバーツ判事はクオモ支持)
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2.アリート判事、トーマス判事とゴーサッチ判事は、すでにペンシルベニア裁判所の判断は憲法に反した「高い可能性」があるとの意見書を出している。
(記事ロイター)👇
また、アリート判事はペンシルバニア州の選挙管理委員会に、選挙当日以降に到着した票を分けておくようにと支持している。
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3.バレット判事は10月にトランプ大統領が任命したガチガチの保守
エイミー・コーニー・バレット判事とは
ニューオーリンズ出身の信心深いカトリック教徒で、2013年には雑誌記事で、「命は受胎の時に始まる」と発言。これは人工中絶に反対する立場の表明として受け止められる。アメリカでは1973年の「ロー対ウェード」判決で、全国的に人工中絶が女性の権利として認められた。しかし、近年では州法レベルで中絶を規制する動きが活発化し、これに最高裁が違憲判決を下すなど、法廷闘争は続いている。
こうした状況で、最高裁が「ロー対ウェイド」判例を覆すことを期待する中絶反対派は、バレット判事の就任に大きな期待を寄せている。
バレット判事はこのほか、トランプ大統領による強硬な移民規制策や、銃規制の緩和も支持してきた。(BBC)抜粋
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4.カバノー判事は民主党(特にカマラハリス)に遺恨がある
トランプ大統領が指名したカバノー判事は、2018年公聴会でありもしないセクハラ疑惑でカマラハリスから攻撃され、メディアに大々的に報道され本人やご家族の名誉が著しく傷つけられた。
トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名したブレット・カバノー氏(53、現ワシントンDC巡回区控訴裁判所判事)にセクハラ疑惑が持ち上がっている。同氏から、過去に性的暴行を受けたという女性が実名で名乗り出でて、疑惑の内容を詳細に暴露した。別な女性からも被害の訴えもなされ、米上院での指名承認手続きが厄介な展開になっている。(wedge infinity)抜粋
結局このセクハラの記事はでっち上げで、カバノー判事は最高裁判事に就任している。
判事とて人の子、この恨みは忘れていない。
5.法の正義
この訴えは誰がどう見ても憲法違反であり、保守やリベラルの思想に関係ないもので、普通なら9:0の判決が出る内容
この訴えが通らなければ、実質、合衆国憲法は全く意味のないものとなる