バイデン大統領、インフレ統計に言及せず-法案署名式典の演説で
2022年9月14日
8月の米消費者物価指数、前月比で伸びが加速-式典前に労働省発表
バイデン米大統領は13日、エネルギー対策や税制改革を盛り込んだ法案署名を記念する式典で、予想より悪い結果となった米インフレ統計には触れなかった。
この法律は「インフレ抑制法」と呼ばれる。ホワイトハウスは11月の中間選挙を控え民主党の政治課題となっているインフレ対処が大統領の最優先項目だと繰り返し説明してきた。
だが式典がホワイトハウスで開かれる数時間前に米労働省が発表した8月の米消費者物価指数(CPI)は前月比で伸びが加速。バイデン氏は演説で、気候変動抑制や共和党の姿勢、銃問題などインフレ以外の分野に焦点を当てた。
バイデンは記録的な高インフレを「素晴らしい日」として祝い、ダウが画面上で暴落する中、恥ずかしいスピーチであたふたする姿は、バイデン政権の決定的なイメージである。
Biden celebrating record-high inflation as a "great day" as he fumbles through an embarrassing speech while the Dow TANKS live on-screen is the defining image of the Biden Administration
UNREAL. pic.twitter.com/SPgm1cJbAr
— Danny De Urbina (@dannydeurbina) September 13, 2022
これは、あなた方ひとりひとりの力なくしては起こり得なかったことであり、それこそが上院の文字通りの意味なのです。一人一人が必要だったのです
というのも、相手チームがプレイしたがらなかったからです。
そして、皆さんは、CEOとして、また、擁護者として、これを提唱する著名なゲストです。
ご参加いただきありがとうございます。ちょうど4週間前の素晴らしい日です。今日、私はインフレ抑制法に署名しました。
バイデンは「インフレ抑制法」と称し、その実、中身は「気候変動対策法案」に60兆円ぶち込んだ
米「インフレ抑制法」成立、60兆円規模…バイデン氏「富裕層や大企業に公平な負担させる」
2022/08/17
【ワシントン=山内竜介】米国のバイデン大統領は16日、気候変動や医療費負担軽減対策に4300億ドル(約60兆円)規模を投じる「インフレ抑制法案」に署名し、成立させた。大企業への課税強化などで財源を確保する。物価高に苦しむ国民の負担軽減につながるとして、11月の中間選挙に向け成果を訴える構えだ。
バイデン氏は署名前の演説で「インフレに対抗するため、富裕層や大企業に公平な負担をさせて財政赤字を削減する」と述べ、課税強化はインフレ圧力を弱める効果があると強調した。
当初から、気候変動対策に4000億ドルも支出して、「インフレ抑制」などできるわけがないと言われていたが、そのとおりになった。