ワクチン未接種者隔離の強硬措置、欧州で相次ぎ導入
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— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) November 17, 2021
ワクチン未接種者隔離の強硬措置、欧州で相次ぎ導入
2021.11.17
ロンドン(CNN) 新型コロナウイルスの感染拡大が続く欧州で、ワクチン未接種者に対する姿勢を強め、社会から隔離する措置に乗り出す国が増えている。
連立政権が樹立する見通しとなったドイツでは、新型コロナ対策を強化するための法案が議会に提出された。
法案は、娯楽施設などへの入場に加えて、バスや列車に乗車する際にもワクチン接種証明書か陰性証明書の提示を義務付ける内容。
ドイツでワクチン接種を完了したのは人口の約3分の2と、西欧の中では低い水準にとどまる。
感染者数は急増し続け、1日当たりの新規症例数は7日間平均で4万例に近づいている。これはパンデミックが始まって以来最高の水準で、今月初旬の2倍を超えている。
首都ベルリンでは15日から、ワクチン未接種者に対する新たな規制が導入された。バーやレストラン、映画館などの娯楽施設に入場する際は、6カ月以内のワクチン接種証明書、または感染して回復したという証明書の提示が求められる。
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隣国オーストリアでは、ワクチン未接種の人のみを対象とした封じ込めの措置が15日から始まった。同国の人口の3分の1以上を占める未接種者は、不要不急の外出を禁止される。
欧州では各国が相次いでワクチン接種率引き上げのための措置を導入している。英国のボリス・ジョンソン首相は15日、接種完了とみなす条件として、3回目のブースター(追加)接種を義務付ける方針を実質的に確認した。
症例数が徐々に増え続けているフランスでは、既にこの措置を講じている。フランスはこのほど、欧州16カ国からの旅行者について、ワクチン未接種者の入国規制を強化した。
ワクチンに関連して緊張が高まっている国もある。ギリシャの首都アテネでは15日、公共医療機関の職員などが、病院の給与や勤務条件をめぐる抗議デモを展開した。
ギリシャの症例数は今月に入って何度も過去最高を更新。7月には医療従事者のワクチン接種が義務付けられた。しかしロイター通信によると、デモ参加者はそのために人員不足が埋められなくなったと訴えている。
日本でもワクパス導入:「ワクチン・検査パッケージ」要綱案 政府の分科会が了承
ワクチン接種や検査による陰性の証明によって行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」制度の要綱案が示され、了承されました。
16日に開かれた政府の分科会では、政府側から今後感染が再拡大した場合でも経済社会活動との両立を図るため、ワクチン接種や検査で陰性の証明を示すことで行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」制度の要綱案が示されました。
案では、飲食やイベントでの行動制限を緩和しようとする事業者は、あらかじめ、制度の適用を都道府県に登録し、利用者に対してワクチンの接種証明か検査の陰性証明のいずれかを選択するよう求めるほか、ワクチンの接種証明について、2回目の接種から14日以上経過したことの確認を条件とし有効期限は当面定めないなどとしています。