長野立てこもり容疑者「悪口言われたと思い殺した」
警察は事件の詳しいいきさつを調べています。
25日午後4時半ごろ中野市江部で、男が女性2人をナイフで刺したうえ通報を受けて駆けつけた警察官2人を猟銃で撃って近くの住宅に立てこもりました。
この事件で現場近くに住む村上幸枝さん(66)と、竹内靖子さん(70)それに、中野警察署の玉井良樹警部補(46)と池内卓夫巡査部長(61)の4人が死亡しました。
立てこもったのは中野市議会議長の長男で農業を営む青木政憲容疑者(31)で警察は事件から半日がたった、26日午前4時半すぎに身柄を確保し、池内巡査部長に対する殺人の疑いで逮捕しました。
警察によりますと調べに対し「殺しました。撃ったことは間違いありません」と容疑を認めているということです。
また、その後の調べで、動機について「被害者の女性に悪口を言われたと思って殺した。射殺されると思ったので駆けつけた警察官も殺した」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました(NHK)
長野立てこもり 警察官銃撃の直前「容疑者は笑み浮かべていた」
2023/05/26
長野県中野市江部で起きた立てこもり事件では、現場にパトカーで駆けつけた警察官2人が青木政憲容疑者(31)に銃で撃たれたとみられ、死亡した。農作業中にその様子を目撃した近くの住民は「(政憲容疑者は)笑みを浮かべながらパトカーに向かっていった」と証言した。
間もなく1台のパトカーが到着した。村上さんに心臓マッサージをしながら、パトカーを見ていると、銃を持ち、腰にサバイバルナイフをぶら下げた政憲容疑者が近づいていくのが見えた。笑っているようだったという(毎日新聞)
容疑者の“素顔”「おとなしい」 人気ジェラート店経営に関わる? 長野立てこもり事件
2023/05/26
近所の人:「政憲くん?大きくなってからはあまり会わないので分からないが、子どものころ幼稚園の時は活発だった。中学ぐらいにはおとなしいというか…」「(Q.青木さんのトラブルは知っている?)そういうのはない。けんかしたとかはない。ただおとなしい子だから、人と接するのは苦手な子だったから。大学を中退してからだな、村の保存会や消防団にも入っていたが」
容疑者と同じ名前が付いた農園「マサノリ園」。一家は、そこで採れたフルーツなどを使いジェラート店も経営していたようです。ジェラート店のホームページを見ると、事業者の欄には父親の名前があり、中野市だけでなく、軽井沢にも店を開いていたことが分かります。
ジェラート店のホームページから:「中野市で13代続く農園が私たちマサノリ園です。ブドウを中心にリンゴやプラム、モモなどを家族一丸となって生産しています。長い経験に裏付けられた取り組みを通じて収穫した旬の果実を用い、多くの方々にフルーツそのもののおいしさを味わってもらえるジェラートづくりに取り組んでいます」(テレビ朝日)