英 中国国営テレビの英語放送 免許取り消しと発表
イギリスのメディア規制当局は中国国営の中国中央テレビの英語放送(CGTN)について、中国共産党の統制などを理由にイギリス国内での放送免許を取り消したと発表しました。放送通信庁の調査によりますと、CGTNを放送するための免許を保有してきた中国のメディア会社は放送の編集権を持っていないとしています。調査を受けて免許を別の会社に移す申請があったものの、この会社は中国共産党の統制を受けていて移管は認められず、最終的に「免許をもつ事業者は政治団体に影響されてはならない」というイギリスの放送法に違反するとして免許の取り消しを決めたということです。
(中国に)改善を求めたが従わなかった/処罰も検討
放送通信庁は、免許の取り消しは表現の自由を著しく妨げることになるため、法律に従うための十分な機会を提供したものの改善されなかったとしています。
また、今回の決定とは別に放送通信庁は、香港での抗議活動をめぐる去年のCGTNの報道が公平性の観点から放送規約に違反したなどとして処罰を検討していることも明らかにしました。
エラー|NHK NEWS WEB
イギリスジョンソン首相は香港の自由のために特別ビザを発出
英、返還前香港生まれ等を対象に特別ビザ発行へ/対象者は香港在住の約7割/ビザを取得後、5年間滞在で永住権や市民権も
ビザを取得すればイギリスで学んだり、働いたりすることが可能で、5年間滞在すれば、永住権や市民権を取得する道もひらける。イギリス政府は、申請ができる対象者は、香港の人口のおよそ7割に当たる520万人に上り、今後5年間で26万人から32万人が香港から移り住む可能性があると推計。