融資仲介疑惑 元顧問「公明党の遠山元議員に6年で3000万円」
11/12(金)
貸金業登録を受けていない業者が仲介した融資に公明党元国会議員の元秘書らが関与したとされる事件で、融資の仲介を主導したとされる70代の男性が東京地検特捜部の任意の事情聴取に、同党の遠山清彦元衆院議員(52)に「約6年間で計約3000万円を提供した」と説明していることが関係者への取材で判明した。公開されている2017~19年分の遠山元議員関連の政治団体の政治資金収支報告書には、この男性からの寄付などの記載はなく、継続的に「闇献金」を受け取っていた疑いがある。
関係者によると、男性は、詐欺罪などで社長が特捜部に逮捕・起訴された横浜市の太陽光発電関連会社「テクノシステム」の元顧問。環境関連会社の社長も務め、遠山元議員とは約6年前から親交があるとされる。遠山元議員は特捜部の任意の事情聴取に「男性は金銭支援を長年してくれている有力な支援者」などと説明しているという。
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その後、男性は特捜部の任意の事情聴取に、遠山元議員に東京・銀座のクラブなどで複数回、現金を渡したことを認めたという。総額は約3000万円に上り、うち約1000万円は、遠山元議員が副財務相に就任していた19年9月から約1年間に提供したとされる。
遠山元議員は今年8月、男性の貸金業法違反容疑の関係先として自宅などの家宅捜索を受けた。遠山元議員の元秘書2人は、日本政策金融公庫の新型コロナウイルス特別融資などを巡り、貸金業の登録がない男性から依頼を受けて公庫に電話をかけるなどし、複数の企業に融資担当者を紹介した疑いが持たれている。
遠山元議員は今年8月の毎日新聞の取材に「男性から現金を受け取ったことはない」と説明していたが、その後は周囲に「男性から資金提供は受けたが、融資仲介の謝礼とは思わなかった」と話しているという。男性も特捜部に「現金は遠山元議員を政治家として応援する趣旨。融資仲介の謝礼ではない」と説明しているという。特捜部は、現金の趣旨について遠山元議員への確認を進めるとみられる。
麻生、小池も…社長は詐欺で逮捕! インチキ「太陽光発電会社」の広告塔だった政治家
2021年6月5日
5月27日、東京地検特捜部はすでに家宅捜索を進めていた太陽光発電関連会社「テクノシステム」の社長、生田尚之容疑者を詐欺の疑いで逮捕した。
「逮捕容疑は、金融機関に対する詐欺。テクノ社は昨年3月から7月にかけて、阿波銀行から太陽光発電事業のため約7億5000万円、富士宮信用金庫からバイオマス発電事業のため4億円強の融資を受けていました。ところが融資金が事業に使われることはなく、借金返済などに充てられていました」(社会部記者)
巨額詐欺事件に発展しそうだが、なぜ生田容疑者は億単位の金を引っ張ることができたのか
「生田社長は小泉純一郎元首相をはじめとした政治家と親しく、彼らと一緒に撮った写真を本社のメイン会議室に飾っていました」(同)
そう明かすのはテクノ社の元社員。
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「写真を見た地銀の担当者は“すごい会社だ”と信用するのです。会議室の写真の中には、小泉元首相だけでなく麻生太郎財務相や小池百合子東京都知事との写真もありました。生田社長は麻生大臣のパーティー券を購入したり、小池知事に政治献金もしていました」(同)
「テクノシステム」は
・小泉純一郎氏が会社の広告塔、生田取締役と何度も新聞広告に
・孝太郎氏も会社CMに出演
・進次郎氏は太陽光に力を入れ、東京の屋根を太陽光で埋め尽くすと言っていい、設置の義務化まで提言していた