立民・泉代表、資金提供問題めぐり一方的な〝幕引き宣言〟第三者委員会設置せず「わが党の説明は終了」識者「あまりに無責任で甘すぎる」
2022.1/15 15:00
立憲民主党の泉健太代表は、同党がインターネット報道番組を制作、配信する「Choose Life Project(CLP)」に広告代理店を通じて番組制作費などを支援していた問題で、事実関係の説明終了を一方的に宣言した。西村智奈美幹事長が調査して結果を公表したことを理由に挙げたが、疑問はまだ残っており、幕引きには違和感を覚える。
「西村幹事長が12日の会見で説明したことで、わが党の説明は終了した。さらなる調査のために第三者委員会が必要だということでもない」「立憲側からCLPの報道内容について、何かを依頼したことはない」
泉氏は14日の記者会見でこう語った。
西村氏は先の会見で、同党がCLP側からの支援要請を受け、2020年8~10月に、当時、党運営全般を掌握していた福山哲郎前幹事長の決済で、計約1500万円が支出された、とする調査結果を発表した。
そのうえで、西村氏は「不適切だったが、違法性はなかった」として、福山氏を処分せず、夏の参院選での党公認を維持する考えも示した。
しかし、CLPが今月6日に公開した説明では、資金提供の時期が「20年3月以降」とされており、立憲民主党の調査結果とは異なる。
さらに、「なぜ、CLPに直接資金提供せず、広告代理店や制作会社を経由したのか」「CLPの番組内容に『政党として関与していない』と言い切れるのか」「CLP以外にも支援をしていたのでは」「枝野幸男前代表の関与はなかったのか」など、多くの疑問が指摘されてている。
泉氏は昨年11月の代表選で「国民各層との情報交換・対話活動を積極的に行う」と公約を掲げたが、これでは旧民主党の伝統ともいえる「言うだけ番長」ではないのか。
政治ジャーナリストの安積明子氏は「泉氏らが口頭で説明を済ませ、福山氏もコメントを発表しただけで、あとは知らんぷり。あまりに無責任で、甘すぎる。調査や確認作業も中途半端で、かえって疑惑は深まった。これでは17日召集の通常国会で、岸田文雄政権を厳しく追及できない。まずは自らの政治責任を果たすのが筋だろう」と指摘している。
ネットの声
阿比留瑠比氏「これこそが立憲民主党ですね」
自民党の追及は続けるんだってね。ほんま、カス
野党第一党の政党としてあり得ない対応。共闘していた共産党も何も言わない無責任さ。
言い出しっぺでブーメラン。みっともない、恥ずかしい。情けない。
人に厳しく自分に甘い。これで公党だとは信じられない。
「CLP疑惑追及チーム」の結成と「野党合同ヒアリング」が開催されないのは誠に残念。
説明できないから終了させてしまえ」であるとしか思えませんね。借金を堂々と踏み倒すようなものだ
実に立憲民主党らしい幕引き