スコットランド、ニコラ・スタージョン首相が辞意 LGBTQ政策への批判が引き金か
2月17日 スタージョン氏の突然の辞意表明については、独立運動の膠着こうちゃくに加え、性的少数者(LGBTQ)政策を巡る複数の困難が引き金となったとの分析が多い。
スコットランドでは昨年、性別変更の際の診断書を不要とし、対象年齢も16歳に引き下げる「ジェンダー認定法案」が可決されたが、英政府は先月、拒否権を発動し法制化を阻止した。
また、男性の時に複数の女性に対する強制性交罪を犯し、その後女性になったトランスジェンダーの被告を先月、女性刑務所に収監したことに党内外から激しい抗議が殺到。スタージョン氏は男性刑務所への移送を命じるなど決定の変更を余儀なくされていた。(東京新聞)ヘッドライン除く
オーストラリアでもスコットランドと同様に、トランスジェンダーの強姦男が女性刑務所へ収監されて問題に
Women’s Forum Australia(オーストラリアのシンクタンク)「モイラ・ディーミング議員、スコットランドと同じように、オーストラリアにも「女子刑務所の男性強姦魔」という状況があることを強調してくれてありがとう。違いは、彼はまだそこにいて、ビクトリア労働党政府はそれについて何もしていない。
Thank you @MoiraDeeming for highlighting the fact that Australia has its own ‘male rapist in a women’s prison’ situation paralleling that of Scotland’s. The difference is, he’s still in there and the Victorian Labor Government is doing nothing about it #NoToSelfID #AusPol #VicPol pic.twitter.com/go1mfHOXmq
— WomensForumAustralia (@WomensForumAust) February 6, 2023
キャスター「スコットランド首相ニコラ・スタージョンは、常にアイデンティティ・ポリティクス(性的マイノリティー支援)の熱狂的なファンだった。
しかし、女性を自認する生物学的な男性を女性刑務所に入れるという彼女の決定から生じた論争は、肯定政策の現実的な現実に直面することを余儀なくされたのでしょうか?
モイラ・ディーミング「過去15年間ほど、これらの法律の論理的な不整合や矛盾を指摘してきた私たちにとって、これは実に素晴らしい瞬間でした。
実はオーストラリアにも、女性刑務所であるデイム・ピリス・フロスト・センターと同じようなものがあります。2度の有罪判決を受けた男性強姦犯が、女性たちと一緒に収容されていることが最近わかりました。しかし、誰も彼女たちの気持ちに関心を示さないのです。
モイラ・ディーミング:オーストラリアの政治家
ニコラ・スタージョン:英スコットランド自治政府の首相は2023年2月15日午前、辞任を発表した。スコットランド初の女性首相で、在任期間は最長だった(BBC)
アイデンティティー・ポリティクス:人種、民族、性的指向 、ジェンダーなどの特定のアイデンティティーを持つ集団が社会的 に不当な扱いを受けている場合に、社会的地位 の向上を目指して行う活動。
参考記事