香港市民「大脱出」始まるか 英国が特別ビザ 540万人に申請資格
英国政府は31日、香港からの移住者を受け入れる特別ビザ(査証)の申請受け付けを開始する。2020年6月に中国の香港に対する統制を強化する国家安全維持法(国安法)が施行されたことを受け、香港の旧宗主国である英国は「市民の自由に対する侵害」だと批判。特別ビザの新設を表明していた。英BBCによると、香港市民の約7割に当たる540万人に申請資格があり、英国移住の動きが本格化する可能性がある。
「愛する香港を離れるのはつらいけど、国安法が施行されたことで移住する方が賢明だと思った」。手続きを始めた女性会社員(37)が毎日新聞の電話取材に胸の内を語った。順調にいけば夏に渡英するという。
これまでも香港返還(1997年7月1日)の前に生まれた人は「英国海外市民(BNO)旅券」を英政府に申請でき、所持者はビザなしで英国に6カ月滞在できた。(毎日新聞)
禁錮10ヶ月の判決を受けた周庭氏はその後、重罪犯収容の刑務所に移送された
2021.1.1 00:27国際中国・台湾
香港紙、蘋果(ひんか)日報の電子版によると、香港の民主活動家で、デモ扇動の罪などで禁錮10月の判決を受けた周庭(アグネス・チョウ)氏(24)が31日までに、重大事件の囚人が収容される大欖(たいらん)女子懲教所(刑務所)に移送されたという。
周庭氏のツイートは移送される前々日の12/29から途切れている
【周庭アグネスの刑務所でのクリスマスと近況】https://t.co/S3TbUKfS5Y
判決の後、周庭が移送されたのは羅湖刑務所です。
羅湖はとても寒く、周庭に面会をした時、彼女は服を7枚重ね着していました。— Agnes Chow 周庭 (@chowtingagnes) December 29, 2020
ポンペオ前国務長官は香港12の即時解放を求めていた
「香港12はすぐに解放されるべき。彼らのいわゆる「犯罪」は専制政治から逃れることだった。共産主義の中国は今日、香港を昨年の東ベルリンに変えており、自国民が他の場所で自由を求めることを積極的に妨げている」
「香港12とは」
台湾への亡命を試みて失敗、南シナ海上で中国当局に拘束された香港の民主活動家ら12人のこと
「香港人12人が8月23日、中国の沿岸警備隊に拘束され、9月30日に正式に逮捕された。容疑は、2人が中国海域への越境の画策、10人が越境の容疑だ。拘束は45日を超え、家族や弁護人に会えず、拷問や虐待を受けるおそれがある」(amnesty)