コロナと日本人
メディアでは嬉々として?、コロナの陽性者数が増えていることを喧伝しています。
現状のコロナの状況は、新規陽性者数9万8千人。重症者数107人。死亡者数34人。(人口:1.258億)
アメリカでは、感染者数13万6千人、死亡者数426人(人口:3.295億)→死亡者数は日本の4.8倍
イタリアでは、感染者数10万人、死亡者数105人(人口:5955万)→死亡者数は日本の6.5倍
マスク、マスクの日本人
イタリアは今よりも、死亡者数が多かった4月にマスク緩和措置をとっています
2022年4月26日
規制緩和進むイタリア マスク無しで“ローマ誕生祭”
イタリアでは屋外イベントでのマスク着用の義務を解除するなど、規制を徐々に緩和しています。首都ローマで行われたローマの誕生を祝うお祭りでは、参加者はマスクをしていませんでした。
アメリカはマスクの義務化が外れた途端に、誰もマスクをしていません。
6月、7月のトランプラリー👇
日本の状況は言うまでもありません。鉄道、バス、地下鉄、公民館、飲食店、図書館、あげくの果てには、一人でジョギングやウォーキングしている人までマスクをしています。
熱中症のリスクの中、日傘を差しながら、マスクをする人(歩行者天国で)
(画像:AC)
データを信じない、知らない日本人
2度接種したら感染しないと政府は言っていました。
これは河野氏がワクチン担当相の時の発言です。
「ワクチンは新型コロナウイルス感染収束の切り札です」
この言葉は控えめにみても、ワクチンを打ったら感染は避けられる。感染しないととれます。
しかし実際は違いました。アメリカのCDCの所長が今年の1月にギブアップ宣言をしています。
「ワクチンでは感染は防げなかった」
さらにこうも言ってました👇
次に政府やメディアが後出しジャンケンで言い出したのは、「実は、重症化しないんです!」
Q:日本で接種が進められている新型コロナワクチンにはどのような効果(発症予防、持続期間等)がありますか。
A:日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、感染や重症化を予防する効果も確認されています。時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告されています。(厚労省)
その後、厚労省はこう言いました。
「4回接種後、6週間はその効果が保たれる」と。6週間と聞くと、長く感じますが、月に直せばたったの1ヶ月半です。
本当に重症化しないとしてもです。
重症化はしないと信じる日本人
イスラエルのデータがあります。(2022.7.12)
-完全なワクチン接種者 6.1
-部分的なワクチン接種 4.3
-ワクチン未接種 2.2
(イスラエル保健省提供)
ソースは👇ジョージア州アトランタの皮膚科医
Omicron, severe patients per 100,000, Israel, 11th July
-Fully vaccinated 6.1
-Partially vaccinated 4.3
-Unvaccinated 2.2
Courtesy of Israeli Ministry of Health (Mako news). pic.twitter.com/gEDVjvmjyk— Dr. Avi Dascalu, MD, PhD (@AviDascalu) July 12, 2022
完全な接種者(2回接種)と未接種を比べると、重症化率は未接種者の方が少ないのです。
これは総数ではなく、10万人あたりの数ですから、未接種者は完全接種者に対して約1/3(正確には1/2.77)ということになります。
言い換えれば、完全接種者は1度も打っていない人よりも約3倍重症化しているということです。
致死率、重症化率は株が変わるごとに低下している。オミクロンは初期株の1/40
致死率は低下している。大阪府によると、府内の感染者の致死率はアルファ株が主流だった第4波(昨年3~6月)は2・8%、デルタ株による第5波(昨年6~12月)は0・4%だったのに対し、第6波(昨年12月17日~今年2月5日)は0・07%と、第5波の6分の1にとどまる。(読売)
日本人は初期株の頃から、マスク、手洗い、うがいを励行していました。ではなぜ致死率が下がったのでしょうか。ワクチンと重症化の因果関係については上述しました。
重症化しないのは、ウイルスが弱毒化しているからだと、何故考えないのでしょうか?
全国各地で、ワクチンに群がる人たち
ワクチン申し込み殺到 静岡市、予約を一時停止
2021.6.2 (静岡新聞)
静岡市が高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの接種予約を一時停止することが2日、分かった。現状の予約枠が定員に達したため。2日中にもウェブ、コールセンター、予約支援窓口での受け付けをいったん停止する見通し。
ワクチン予約が一時停止し苦情殺到 電話回線を増設 アクセス急増、システム障害 市原市の高齢者接種
2021年5月7日 (千葉日報)
新型コロナワクチンの高齢者接種で、市原市が6日の予約の受け付けを一時停止していたことが7日、市への取材で分かった。予約システムの障害が原因とみられ、市に苦情などが殺到した。コールセンターも電話がつながりにくい状態が続いており、市は同日、電話回線を15回線から20回線に増やした。
ワクチン接種の予約殺到─「通じない」苦情電話相次ぐ
2021.4.20 (桐生タイムス)
施設入所者を除く75歳以上の一般高齢者を対象にした、新型コロナウイルスワクチン接種の電話予約受け付けが19日始まった桐生市。市コールセンターに集団接種の予約を受け付ける電話が殺到した同日、「電話がつながらない」という苦情電話が他部署に相次いだことが分かった。
なぜ、日本人はコロナを恐れるのか
致死率は明らかに低下している。初期アルファ株の1/40。
大阪府によると、府内の感染者の致死率はアルファ株が主流だった第4波(昨年3~6月)は2・8%、デルタ株による第5波(昨年6~12月)は0・4%だったのに対し、第6波(昨年12月17日~今年2月5日)は0・07%と、第5波の6分の1にとどまる。(アルファ株の1/40)
死者の9割以上が80歳以上の高齢者
厚労省によると、第5波では80歳以上の死者は48%で、70歳代24%、60歳代13%、50歳代10%と年代に一定の幅があった。しかし、第6波は80歳以上が71%、70歳代が20%で、その他は9%だ。
コロナにより「生命至上主義」に陥った日本人
コロナ死を侵せざるものに祭り上げて、他の死者(廃業、失業、不登校等による自殺)を無視する政府とメディア
コロナ以降、自殺者数は増加し、出生数は低下テレビをはじめとしたマスメディアが重要事項と解釈し、世間の「空気」を作っていったことに関してのみ、日本人は「生命至上主義」になる。
それまで10年連続で減少していた自殺者数は、2020年、2万1081人と対前年比912人(約4.5%)増になった。小中高校生については2019年の317人から31%増えて415人。この数字は1974年の調査開始以来、最多である。また、2020年の出生数は前年の86万5239人から84万835人に減少。日本総研の分析では、2021年は約81万人とさらに減ると見込まれている。(PRESIDENT Online)
日本人の幼稚な死生観
私の76歳になる両親は、20年以上前から「自分に何かあっても延命治療は不要」と言っていた。その理由は「どうせ人間はいつか必ず死ぬ。そのときが来たら、人はみな死から逃れられない。だから、科学の力で無理矢理生かす必要はない。私らはもう十分生きたし、アンタと姉も残したから、とくに悔いはない」というものだった。
人間は致死率100%。断言するが、これが真実である。
死産の形でこの世に生まれ落ちることもあるし、暴走する自動車に轢かれて亡くなることもある。自殺、他殺、事故、自然災害などさまざまな理由で人は死ぬ。
それなのに「とにかく命こそ大事である」「そのためには、あらゆる犠牲を払っても構わない」という考え方を徹底したばかりに、自殺者が激増してしまったとは、なんたる皮肉であろうか。しかも、自死を選択しているのは「寿命」と捉えても構わない高齢者ではなく、主に将来ある若者や働き盛りの中年層なのだから。
「死」に対して「穢れ」「忌み嫌うべき事象」「絶対に避けなければならないもの」「人の命は地球より重い」といった感覚を持つ人が多い国、日本。そうした死生観から脱却しない限り、この国のコロナ騒動は永遠に収束しない。(PRESIDENT Online)
安倍元首相が尊敬した吉田松陰はこう言っています。
反対に、体が滅んでも魂が残っている者もいる。
心が死んでしまえば生きていても、仕方がない。(吉田松陰)
貴賤にかかわりなく、老若にもかかわりなく、悟っても死に、迷っても死ぬ。とにかく人間はみな死ぬのである。
このようにだれでも、やがては死ぬということを知らないのではない。だが、ここにひとつの逃げ道があるのだ。
つまり、必ず死ぬと知ってはいるが、 他人がみな死に果ててから、自分は最後に死ぬかのように考えて、さし迫ったことではないと思っているのである。
– はかない考えではないか。また、「あくせくしても仕方がない、すべて夢の中の遊びだ」 などと思って、油断してはならない。死は、すぐ足もとに迫ってくるのだから、精を出して万事を手早くかたづけておかなければならぬ。(新書葉隠:タチバナ教養文庫)