熊谷知事「欧米でコロナ治療薬に当時ほど期待や投資が行われる環境ではないことから、今後画期的な新薬が登場する期待値は低い。医学的な立場から主張されてきた方は何をもって自説を変える理由にするのか」
熊谷知事のツイート(スレッド)
治療薬に触れておくと、この間、巨額の研究費が注がれ、パキロビッドやラゲブリオ等の経口薬が登場しました。
万能ではありませんが、これらの存在と、欧米でコロナ治療薬に当時ほど期待や投資が行われる環境ではないことから、今後画期的な新薬が登場する期待値は低いです(登場したら素晴らしい) https://t.co/rBz1WzxcIa— 熊谷俊人(千葉県知事) (@kumagai_chiba) February 11, 2023
熊谷知事「よりワクチン接種による免疫が良い状況は考えられない」「昨年の春以降政治的に決断するべきフェーズだった」
ワクチンは既に専門部会で秋冬を前に年に1回の方針が示されています。
コロナは今後も数か月単位で免疫の減衰等に伴い、感染の波を繰り返す可能性が高いことを考えると、今よりワクチン接種による免疫が良い状況は考えられないわけで、この点からも政府の緩和策に反対することは今後も反対を意味します
誰だって感染・重症化リスクが無い方が良い。当たり前です。
しかし、これ以上の弱毒化、画期的な新薬、ワクチン免疫は期待できない以上、現状を継続することによる広範囲のリスクを考慮し、昨年の春以降はいつでも政治的に決断するべきフェーズでした。これが全体を俯瞰する立場の共通認識です。
熊谷知事「あれは一体何だったのか」ということを総括すべき
私はコロナに限らず、これまでも「日本社会はリスクの相対化が弱い」ということを指摘してきました。
半年後、1年後には社会は正常化する可能性が高いのですが、大事なことは「あれは一体何だったのか」ということを総括し、昨年春以降の私たちの社会の有り様を、誰が悪いではなく、総括すべきです。
原発事故後、例えばIAEAの基準以上の対策に何兆円と投じたり、千葉において局所的な場所をガイガーカウンターで計測して高い放射線量として対策しました。
私は空間放射線量ではなく積算計によって実際の生活で被曝する量を図る方針を貫きましたが、こうしたことをしっかりと総括・検証していません。
熊谷知事「人間の不安から来る過剰な対策、それを煽る人々を見てきた」「この国の検証・総括しない体質です。」
私は行政を預かる人間として、何度も人間の不安から来る過剰な対策、そしてそれを煽る人々を見てきました。
政治的に損ではありますが、誰よりも全体リスクに基づく政策背景を解き、命を軽視するのかと罵倒もされました。当時罵倒した人の多くはその事実すら忘れ、別の話題に移行していますが、
私は政治家を長く続けるつもりはありませんし、政治的に損であったとしても正しい行動をするためにこの世界にいますので、その点は全く気にしていません。
気がかりなのは、この国の検証・総括しない体質です。この国はもう少し合理的な判断ができる国になって欲しいと思っています。
私からするとPKでボールが置かれて、あとは蹴るだけ、という状況から政府の足踏みが続いたことが残念です。
ネットの声
日本で唯一と言っていいほどまともな首長。というか他にろくな首長がいないことに驚きなのだが。
ほんとこれ。 日本は「安全」じゃなくて「安心」を求めるけど、メディアがこぞって不安を煽り、政治家がそれに乗り、結果莫大な無駄なリソースを費やしてることが多い気がする。 そして、その後は何も振り返らず次の話題へ。 豊洲なんてその最たる例。猛反対してた人やメディアはどこ行ったの?
原発が良い例。何の総括もしないから、今でも放射能ガーと言っている反原発脳の団体や個人が跋扈する。
大東亜戦争ですら自分の国として総括していない。負の勢力に対して真っ向から向かっていく政治家がいないということ。熊谷さんはその資質がある。首相になってもらいたい。
黙食見直しを正面から議論してくださったことに感謝している。
東京や静岡、山梨、島根、鳥取などの主張に爪の垢煎じて飲ませたい。
新型コロナ対策、安全だけでなく「安心」にも寄り添うと称して時間と金の膨大な無駄を産んだ。
結局、政府もメディアも無責任。煽るだけ煽り、非科学的なことをいつまでも続けて何も検証していない。特に健康被害、死者まで出ているのに。
千葉県民が羨ましい。本当に素晴らしい知事だ。なかなか自分の評価を犠牲にしてこんな発言はできない。
岸田と代わってもらいたい。熊谷さんならとうの昔に決断していたろう。
非科学的なことを押し付け、反対する人はブロックし、自分の言説が完全に間違っているデータが出ているのに、反対意見を反ワクと呼んでいる某元大臣に聞かせてやりたい。
熊谷知事の科学的かつ理性的な取り組みに賛成。 相対リスクがある事案には、必ず一定の保守層がおり、それを政治利用、利権の保全のためポジショントークをする。
確かに医療者の視点だけからだと極端になり過ぎてるのかもしれず、、 ワクチン陰謀説のようなとんでも論を展開してるわけではなし、熊谷知事のようにどこかで判断しないといけない。
同調社会の話で腑に落ちたのは、日本は同調によって「変えようとする勢力」を押さえつけるのに、「変わってしまったこと」に対して慣れるのは同調によって驚くほど速いということ。