共和党重鎮がフロリダの元大統領府にトランプ詣で
共和党重鎮が「フロリダのホワイトハウス」にトランプ詣で。「はっきり言えるのは、今も共和党の手綱はトランプ氏ががっちり握っており、2022年の中間選挙はトランプ氏の指揮の下に戦う可能性が高いことだ」
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「はっきり言えるのは、今も共和党の手綱はトランプ氏ががっちり握っており、2022年の中間選挙はトランプ氏の指揮の下に戦う可能性が高いことだ」#トランプ— NEWSポストセブン (@news_postseven) January 30, 2021
はやくも共和党のトランプ院政
NEWSポストセブンでリポートした「トランプ・チャンネル」が大きな反響を呼んだ。トランプ氏がデジタル・メディアを立ち上げて得意の政治ショーを自ら主宰し、トランプ氏に忠誠を誓う保守派議員だけ出演させることで、共和党に踏み絵を迫るというシナリオである。いわば共和党の「トランプ院政」だが、早くもそれが現実になりつつある。
事実は小説より奇なりというが、実に奇妙な政治ショーが展開されている。フロリダの別荘に引きこもったトランプ前大統領は、苦々しい日々を送りながらゴルフで自分を慰めているかと思いきや、そんなことはないようだ。
共和党のエース、マッカーシー下院院内総務はトランプ支持に転換した
共和党下院のリーダーであるケビン・マッカーシー院内総務は56歳。共和党の次世代エース候補だ。
そのマッカーシー氏は、1月6日の連邦議会議事堂乱入事件について、トランプ氏を厳しく批判した。ところが、1月末になって事態は予想外の展開を見せる。マッカーシー氏はフロリダのトランプ邸に乗り込んだが、なんと会談した二人は意気投合、トランプ邸を後にしたマッカーシー氏はすっかりトランプ支持に戻っていたのである。
いったい何があったのか。共和党関係者に聞くと、こんな答えが返ってきた。
「最初から喧嘩がフェイクなのだ。トランプを批判すればカッコいいし、トランプに会って和解すれば、トランプ支持者にも他の共和党議員にもよく映る。マッカーシーの狡猾な芝居を見て、これから真似する議員が増えるだろう。今の共和党には、トランプ以外に国民を惹きつけられるリーダーはいない」
あれだけ批判したマコーネルもダンマリ
そういえば、上院院内総務のミッチ・マコーネル氏も、議事堂事件以降は、もうトランプ氏は嫌だ、散々だと批判していたが、いつの間にか静かになっている。これも、周囲の議員から「トランプを見限るのは早計だ。しばらく黙っていたほうがいい」と説得され、トランプ離れを諦めたからなのだという。結果的にこちらもフェイクの喧嘩だったようだ。
はっきり言えるのは、今も共和党の手綱はトランプ氏ががっちり握っており、2022年の中間選挙はトランプ氏の指揮の下に戦う可能性が高いことだ。すでにリポートした「トランプ・チャンネル」が共和党議員の踏み絵になれば、事実上、選挙の公認権までトランプ氏が持つことになる。(news-postseven)抜粋
https://www.news-postseven.com/archives/20210130_1631857.html?DETAIL
弾劾と声高に叫んだマコーネルは、弾劾は違憲だと態度を豹変
ドナルド・トランプ前大統領に対する民主党の奇妙な弾劾裁判。すでに辞任した大統領を弾劾しようとする試みは、上院での投票に達した場合、見事に失敗するだろう。共和党がこれ以上投票を変更しないと仮定すると、上院は現職の大統領を有罪にするために3分の2の過半数を必要とするため、トランプ大統領は将来の弾劾裁判で有罪となることはない。
28日に下院リーダーのマッカーシー院内総務と会談し、「2022に議会を取り戻す」ことを話しあった
トランプ元米国大統領のチームは、トランプが木曜日(28日)にフロリダでマッカーシー下院議員と会い、共和党による衆議院の奪還を含むことについて話し合ったと述べた。
トランプの「SaveAmericaPAC」は、2人がトランプのシーレイクエステートで「友好的で心のこもった」会議を開いたと述べた声明を発表した。彼らはいくつかのトピックについて話し合ったが、最優先事項は、2022年の中間選挙で共和党が衆議院を取り戻すのを助けることである。
声明は、「トランプの支持はいつでもどんな支持よりも重要かもしれない」と述べた。