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ウイグル人女性拷問の調査報道受け、米英「断固たる行動をとる」/ポンペオ前国務長官が「ジェノサイド」と認定したことを改めて確認

政治

米英が断固たる行動約束、ウイグル人女性拷問の調査報道受け

2021年2月5日 15:03 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ 米国 北米 中国 中国・台湾 ]

米国と英国は4日、英BBCが中国の収容施設で行われているウイグル人女性に対する拷問や性的暴行を詳細に報じたことを受けて、断固たる対応を取ると約束した。

米国務省の報道官は、中国がウイグル人に対する「ジェノサイド(大量虐殺)」を行っているということで、前政権と現政権の見解は一致していると改めて述べた

英国「悪魔の所業だ」

英国のナイジェル・アダムズ(Nigel Adams)外務・英連邦閣外相(アジア担当)は、BBCの報道が「紛れもない悪魔の所業」を浮き彫りにしたと述べた。

アダムズ氏は、「英政府は、新疆(ウイグル自治区、Xinjiang Uighur Autonomous Region)について、断固たる対応を取ると約束する」と述べた。しかし英政府は、法的に定義づけできるのは英裁判所だけだとして、「ジェノサイド」という言葉を使うまでには至らなかった。

BBCは目撃証言に基づく長期にわたる調査で、新疆の収容所で警察官や警備員が非収容女性に組織的レイプや性的虐待、拷問を行っている疑惑について報じた。電気棒を肛門に突っ込むなど、電気ショックを使った拷問も行われていた。

目撃証言によると、女性たちは集団レイプされたり、強制的に不妊手術を受けさせられたりした。目撃者の一人は「悲鳴が建物中に響いた」と語った。

オーストラリアからも怒りの声

BBCの報道を受けて、オーストラリア政界からも怒りの声が上がり、国連(UN)人権査察団による新疆の調査を認めるよう改めて中国に呼び掛けた。

中国外務省は、BBCの調査報道を「虚偽」だと一蹴している。(c)AFP

米英が断固たる行動約束、ウイグル人女性拷問の調査報道受け
【2月5日 AFP】米国と英国は4日、英BBCが中国の収容施設で行われているウイグル人女性に対する拷問や性的暴行を詳細に報じたことを受けて、断固たる対応を取ると約束した。

ウイグル女性、収容所での組織的レイプをBBCに証言 米英は中国を非難
中国西部・新疆ウイグル自治区の収容施設に入れられたウイグル族の女性らが、組織的なレイプ被害を受けたとBBCに証言した。この報道を受け、米英などの政府は「深く憂慮している」などと懸念を表明している。

ウイグル女性、収容所での組織的レイプをBBCに証言 米英は中国を非難 - BBCニュース
中国西部・新疆ウイグル自治区の収容施設に入れられたウイグル族の女性らが、組織的なレイプ被害を受けたとBBCに証言した。米英などの政府は「深く憂慮している」と懸念を表明している。

ポンペオ国務長官がジェノサイドと認定したツイート

「私は、中華人民共和国がウイグル人イスラム教徒や他の民族的および宗教的マイノリティグループのメンバーを標的として、中国の新疆ウイグル自治区で大量虐殺と人道に対する罪を犯していると判断した」
「これらの行為は、中国の人々とあらゆる場所の文明国にとっての侮辱だ。中華人民共和国と中国共産党は責任を問われなければならない」

*トランプ政権は中共に対峙してきた

「トランプ政権は、中国共産党に対する数十年にわたる宥和政策と誤った関与政策を終わらせた。米国と中華人民共和国の間、自由と専制政治の間の政治的およびイデオロギー的な違いをもはや無視することはできない」

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